株式会社グローバル・プランニングの代表取締役の金賢守(キムヒョンス)と申します。
今回は、ベンチャーキャピタルVCとエンジェル投資家の違いを解説します。
スタートアップ企業を立ち上げていくのに気になるのは資金調達ではないでしょうか?
ベンチャー企業の立ち上げで、資金調達として「ベンチャーキャピタル」と「エンジェル投資家」が知られていると思いますが、正確に理解している人は意外に少ないかもしれません。
1.ベンチャーキャピタル(VC)とは
ベンチャーキャピタル(VC)とは、未上場のベンチャー企業に出資して株式を取得し、将来的にその企業が株式を公開(上場)した際に株式を売却し、大きな値上がり益の獲得を目指す投資会社や投資ファンドのことを指します。 ※注1
企業への投資と同時に経営コンサルティングをしていくため、投資家も上場していくために共同で考えていくバディのような存在です。
投資額はエンジェル投資家よりも多く、数億円の規模になります。
例として「SoftBank Vision Fund」「ジャフコ」などの企業が挙げられます。
2.エンジェル投資家とは
エンジェル投資家とは、起業して間もない企業に資金を出資する投資家のことです。※注2
投資家は個人のため、金額は数百万円~数千万円ほどになります。
エンジェル投資家のメリットとして、ベンチャー企業への投資は個人投資家として「エンジェル税制」という制度が活用できます。
エンジェル投資家は金銭的な利益のみでなく、創業者への個人的な支援やスタートアップエコシステムの発展に貢献することも目的の一つです。
例として、孫正義さんの弟であり、MOVIDA JAPANを設立した孫泰蔵さん、DeNAの南場智子さんなどが挙げられます。
今回は資金調達の一例として挙げましたが、スタートアップ企業をつくっていくための資金繰りでは様々な方法があります。投資を受ける側の視点として世の中にどのように貢献していくのか、どのような良い影響を与えていくかが明確になると投資家の人も心から応援したいと思うはずです。
世の中への貢献の対価が売上で、その想いを大事に私も事業に励んでいきます。
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