株式会社グローバル・プランニングの代表取締役の金賢守(キムヒョンス)と申します。
今回は企業価値を高めるESG投資の進化とその経済的インパクトについてお話します。
近年、地球問題や持続可能性(サステナビリティ)に対する各企業の関心が高まる中で、「ESG投資」というキーワードが注目されてきています。私もESGの視点を取り入れた経営に積極的に取り組んでいます。
ESG投資の動きは単なるトレンドではなく、長期的な経済成長と社会的責任を結びつける重要な手段となっています。
しかし、その詳細や企業成長にどう結びつくのかあまり知らない人も多いのではないでしょうか?
まずESG投資とは、財務的(損益計算書や貸借対照表などに記載される定量的な情報)な要素に加えて、非財務的な要素であるESG(地球、社会、ガバナンス)を考慮する投資のことです。※注1
ESG投資を取り入れた企業の特徴として、地球規制や社会的責任に対する適応が早く、リスク管理が優れています。また、消費者や投資家の間で社会的な意識が高まる中、ESG活動に積極的な企業はブランド価値や信用を向上させることができます。
特に、若い世代の消費者や投資家は、ESGに配慮した企業を支持する傾向が強く、これが企業の収益や市場シェアの拡大につながることもあります。
さらに、地球保全や社会貢献に取り組む過程で、資源の有効活用や廃棄物の減少を意識的に行うことにより、事業運用コストの削減につながります。
私も消費者や投資家の立場としても、せっかくなら社会貢献性がある事業を運営している企業から物を買いたい、投資したいと考えています。
このようにESG投資を取り入れた企業、サービスを利用する消費者、そして投資家の行動が結果として企業の安定した経営や社会全体に経済効果をもたらすとも言えます。
起業家や投資家、そして消費者、どんな立場でも、日々お金を投資して購入する物やサービスを長期的な視点で考え選択し、限りある資源を大切にしていきたいものですね。
注1)財政制度等審議会 国家公務員共済組合分科会(令和2年12月2日開催)
資料一覧 財政制度等審議会 国家公務員共済組合分科会(第30回)「ESGに関する取組みについて」
財務省 ESG投資について「ESG投資とは」P3
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