パラレルキャリアとは!自分の経験や強みを活かす柔軟な働き方へ

経済

株式会社グローバル・プランニングの代表取締役の金賢守(キムヒョンス)と申します。
今回はパラレルキャリアの拡大について話していきます。

まず、パラレルキャリアについてご説明します。
パラレルキャリアとは、基本的にキャリアの開拓を目的として複数の仕事を行うことを指します。「仕事」にはボランティア活動なども含みます。
「複業」と表すこともあるように、個々の仕事をメイン・サブに分けず、どちらも同じ比重で取り組むケースもあります。※注1

パラレルキャリアのメリットとして収入の増加、新しい経験の獲得などがあります。
経験という観点からは、今の仕事のスキルアップをしたい人が近い職種で挑戦すること、
新しいキャリアを作っていくことに新しい業界で挑戦していくこと、
やりたい業界で様々な挑戦をしていくことができます。

現在、物価が上昇し、状況に対応していくには収入を上げるか支出を下げていくことが必要です。

特に、今回は収入を上げていく上で気になる「収入の壁」について話していきます。

みなさんは、「年収103万円」というワードを聞いたことはありますでしょうか。
学生時代に友人がアルバイトをしていた時、収入が1年で103万円を超えないように調整していました。
なぜそのようなことをしていたかというと、年収で103万円を超えると所得税が発生し、収入が引かれる可能性があったからです。
今回は税金、社会保険、配偶者手当についてピックアップしていきます。

①税金

年収100万円以上:住民税の支払いが発生
年収103万円以上:所得税の支払いが発生
年収150万円/201万円の壁:配偶者の所得控除に関係する年収の額このように収入が増えることによって税金が追加されていく形になります。

②社会保険

年収106万円:お勤め先の起業規模によって、健康保険・厚生年金保険への加入義務が発生
現在は、従業員51人以上の会社勤めの方、週の労働時間20時間以上、月額賃金8.8万円以上
年収130万円:上記以外のお勤め先の場合に国民健康保険や国民年金の保険料の支払いが発生
このように収入のみでなく、会社の規模や労働時間、学生ではないなども保険の加入に加味されています。

③配偶者手当

主に年収103万円or130万円:労働者が会社から支給を受ける「配偶者手当」等に影響します。

※図1 厚生労働省「年収の壁について知ろう」あなたにベストな働き方とは?https://www.mhlw.go.jp/content/001265287.pdf

パラレルキャリアとして収入を上げていくことは大事になってきます。
その中で税金や保険についても知っておくことで、収入を上げながら働いていけることに繋がります。

今後、所得税の課税最低限が160万円まで上がる可能性もあると言われています。※注2
課税最低限が上がるということは、世の中は働く人を必要としており、需要があることが示唆されています。
今までよりも収入を得やすい状況になっているため、ご自身のキャリアや強みを活かし、仕組みを理解していくことが重要になってくると私は思います。

注1)doda「パラレルキャリアとは?意味やメリット、副業との違いを解説」

注2)NHK「“所得税の課税最低限を160万円に” 自民税調 法案修正を了承」

図1)厚生労働省「『年収の壁について知ろう』あなたにベストな働き方とは?」

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